令和4年の砲術初稽古。
今年の砲術初稽古は、射撃場での実射稽古となりました。
鉛の弾は銃身の口径が一人ひとり異なるため全て手作りです。
江戸時代の鋳型を使って作ります。
各砲士、的を狙って放します。
銃の特徴を読んで狙うことが肝要です。
形の実射稽古は空砲でおこないます。
基本七箇条…居放し 諸折り放し 膝台放し 逆膝放し 中放し 立放し 腰放し 箙放し 城上放し 伏せ放し での形撃ちをおこないました。
二段之形 三段之形 四段之形…短筒之形…
火薬と弾を突き込み、口薬を入れ、火縄を着けて構える、火蓋を切る、狙って放つ…この動作を繰り返し体に植え付けました。
寒中といえど、あっという間に正午となり稽古は終了。
良い稽古ができました。
今年は砲術の奉納がおこなえますよう心から祈るばかりです。
長塚 設楽 石原 佐藤 林
記 / 長塚