初心の者がおこなう稽古として、形の動きを覚える…皆と共に形を動く稽古がおこなえる。
刀の基本操作を修練する… 刀の操作と動作を覚え流派共通の基本に精通する。
技術浅かりし時は、基本操作を修練すべきではあるが、
地味な稽古内容となるため形稽古と共に覚え変化をつけることは必要である。
技術の中盤者は過去に教えを授かったことを忘れていることが多い。
体軸を整えるために、背骨と後頭部を真っ直ぐにすること。
その姿勢を保ったまま刀を鞘から抜いたり入れたりするにはどうすれば良いか。
自問し自答し…試行錯誤して鞘の最後の一引きにあることに気付く。
気付くまで何年もかかるが、教えて貰えば1分でゴールとなる。
自分に苦悶してたくさんの壁を乗り越え続ける…それは人生そのもの。
教えて頂くという近道を授かったなら、必ず身に付ける気概を持って稽古をおこなう。
それが師匠や導いてくれた人への礼儀となり、社会に身を置く一人の人として
衆目の規範となる。
共に生き様を大切に人生を歩んで行きましょう!
長塚 石原 藤沢 佐藤 林 近藤 稲上
記 / 長塚