義仙会(GISENKAI / TAMIYARYU)

日本の古伝を学び、後世に伝えるとともに歴史探訪、イベントの開催と参加、BBQなど各種団体との交流を行い、人生を楽しく豊かに過ごしていきましょう。 入会希望者、見学者、老若男女問いません。 こちらまでご連絡ください。 <義仙会 石原> 連絡先 e-mail:katana_hinawa@i.softbank.jp

2015年7月30日木曜日

7月28日 居合稽古


稲妻の抜き付け後の「振りかぶりと鞘戻し」の割稽古を行いました。
稲妻の形を通しておこなえば、この部分はせいぜい1秒程度の動きです。
この部分だけでも正確に動きと形と流れの間を意識しておこなうことはとても難しい。
一つの技はこの1秒の正確な動きをはじめから終わりまで足算し連続させて完了するのです。
コツコツと一つづつ積み足していくしありません。
前に教わったことを忘れないようにして、次に教わったことを足していかないと正しい一本が完成しません
毎日イメージトレーニングをおこないましょう。
格段に上達します。

今野、石原、二村、馬場、藤沢、ロジャー、アレックス、譽田、山野、後藤、直太朗、佐藤、
記事/長塚










2015年7月25日土曜日

7月25日 お茶稽古

猛暑、毎日暑い日が続いております。
昔の人の知恵なのでしょうね、水指の蓋を梶の葉に変えて
少しでも涼しげにと葉蓋点前を練習しました。
この日は、義仙会で居合を長くやっている二村剣士が初茶稽古で参加して頂きました。
筋肉隆々の無骨な剣士がキチンと正座し茶点前をしている姿は良いものです。
これから続けられると嬉しいです。
膝に問題があり稽古が出来ない馬場さんがアイスを持って陣中見舞いに来てくれました。

参加者/藤沢、田中、福井、後藤、二村
記/今野











2015年7月24日金曜日

7月21日 居合稽古

本日は八双の構えと袈裟血振りを稽古しました。 
いつもの水平血振り、水平納刀とは違った感覚ですが、八双の構えも基本の構えとして重要な構えです。
太刀態は「間」を身に付けるのに欠かせない稽古です。
徐々に覚えていきましょう。

二村、馬場、藤沢、アレックス、フィリップ、北田、山野、
後藤、佐藤、木﨑、中谷、拓海
記/長塚







2015年7月22日水曜日

7月20日(日)「長塚先生「達人位 範士八段」受彰 お祝いの会」



27年7月20日(日)長塚先生のお祝いの会が開かれました。

我、長塚会長は本年5月、指導者としての実績、専門的知識、人物、識見、剣理に対する評価が認められ、
(社)「日本古武道文化学会」から「達人位 範士八段」という大変な名誉ある称号を授与されました。
範士とは、剣に通暁、成熟し、識見卓越、かつ、人格徳操高潔なる者だけに与えられる
武道における称号の最高位です。
我会長が世界に誇れる称号を得たのです。
今後は日本に世界にと広くご活躍されますよう、会員一同サポートして参ります。

そして、6月いっぱいをもって38年間のお務めを修了されました。
理事という重責を修了され、ほっと一安心された事と存じます。
今後はプロの武道家として国内外でのご活躍の場を広げていかれることでしょう。

宴席の前に上野から根津にかけて逍遥をいたしました。
しかし連日の記録的な猛暑。屋外を歩くのには辛く危険な気温です。
まずは上野でかき氷。身も心も清涼感で落ち着かせたあと、国立東京博物館にて
「養生と医学」「呉服商「大彦」の小袖コレクション」「能面 女面の表情」などゆっくりと鑑賞いたしました。


そしていよいよ宴席である根津の、くし揚げ「はん亭」へ。
明治時代に建てられた関東大震災にも耐えた、総けやき造りの木造三階建ての日本家屋です。
登録有形文化財にも指定されている下町の価値あるお店です。
義仙会のいでたちにはまさしくピッタリの風情ある3階の和室を貸し切りで、いつもの様に和気あいあいと宴は始まりました。




先生へ会士一同から「セカンドバッグ」を進呈させて頂きました。
第二の人生に、いつもの黒とはちょっと違う明るく赤みのある茶色の「ポーター」のセカンドバッグ。

そして絽者さんから可愛いお孫さんの顔が敷き詰められた色紙を渡されると、思わず顔がゆるみおじいちゃまのモードに。










旬の食材のくし揚げは、どれも美味!
一人、16本という本数でも皆さん完食。最後は美味しい海苔茶漬けでしめました。



今年はバーベキューもありませんので、お楽しみはこれを最後にしばらくありません。
9月になるとベルギーの方々が来日されます。
合同稽古、靖国の演武など皆さんと共に研鑽できることを楽しみにしておられます。
それが終わると品川の宿場まつり、町田時代まつり、11月には昇段審査などと続きます。
皆さんはそれに向けて気持ちを入れ替え引き締めていきましょう。
長塚先生、今後ともご指導よろしくお願いいたします。

記/馬場

2015年7月17日金曜日

7月14日 居合稽古


本日は練成組は太刀態、珠玉組は藤沢講師による基本技の稽古を行いました。
太刀態の稽古は随時おこなえませんが、気を高いレベルで習熟するためにかかせません。
練成者はしっかりと予習して稽古に臨んで頂き、お陰様でスムースに稽古を行えました。
組太刀は「場間」と「時間」、間の実践的動きを学べます。
形の稽古に不足する相手との相対での実践的な「間」、この「間」は勝つためにとても重要です。
刀を受けては傷つき、刀を切り込めば傷を負わせることが出来ます。
勝敗は生死を分けるのです。
勝つということは相手を殺すことではありません。
しかし負けるということは死を意味します。
引き分けは双方負けなかったということです。
双方が勝ったとも言えます。
史実では高名な剣術家が4時間の激闘の末、一度も刀を合わせることなく勝負を終え、
双方「これにて」と礼をし、ともに「勝ち」名乗りを上げたという話があります。
逸材は世の宝、簡単にこの世のもので無くしてはならないのです。
だから抜かずに勝ちを納められるように居合を学ぶのです。
居合が武術であることを忘れてはなりません。
古の時代、死なないために、人を殺さず生かし活かすために、居合、剣術、武術を学んだのです。
「活人剣」…「活人剣術」…義仙会の目指す精神の剣術!

石原、二村、馬場、藤沢、ガブリエル、北田、山野、
後藤、佐藤、直太朗、木﨑、中谷、(有梨)

記/長塚