義仙会(GISENKAI / TAMIYARYU)

日本の古伝を学び、後世に伝えるとともに歴史探訪、イベントの開催と参加、BBQなど各種団体との交流を行い、人生を楽しく豊かに過ごしていきましょう。 入会希望者、見学者、老若男女問いません。 こちらまでご連絡ください。 <義仙会 石原> 連絡先 e-mail:katana_hinawa@i.softbank.jp

2018年5月31日木曜日

5月29日 居合稽古


今日は「最短距離で攻撃箇所に刀を振る」稽古をおこないました。
鉄砲の弾は目標まで遠回りはしません。
それを心得た上で、居合の形はいわゆる「角を削り、(攻撃箇所を斬った)次の動きへ円滑
つなげる為、僅かに丸みを帯びた動きを付けます。
上段者には必須の動きであり早く身につけねばならない業の一つです。
先週の「円の動き」を含め、しばらくはこれらの地道な操作を稽古します。
頑張りましょう!

所、藤沢、田中、古山、林
記/長塚

第八回 一之宮貫前神社古武術奉納演武祭(平成30年5月27日)

有名な日本の古武術家、武備舎の岩井虎伯代表が (社)日本古武道文化学会を主催団体として開催する貫前神社古武術奉納演武祭に今年も参加させて頂きました。
岩井代表ならびにご一門の皆様からは日頃からご厚情を賜り懇意に親交させて頂きいつも感謝しております。
義仙会参加者は恒例により前日泊の行程で東京を出発し史跡の見学をしました。
土曜日の11時 海野宿に到着。
平安の時代に東信濃海野郷を根拠とした豪族の海野氏によって後に拓かれた宿がその姿を今も残されており、石碑に刻まれた歴史に昔日の思いを馳せて見学しました。
15時 恒例の磯部温泉は舌切り雀の宿 「磯部ガーデン」にチェックイン。
素晴らしいお部屋に案内して頂きました。買物に外出しいつもの酒店で地酒を購入しつつ封を切りました。
夕食まではカラオケで声帯の稽古。
今年も豪華な個室での夕食、七名の義仙会士も心置き無く食事を堪能しました。
豪華な夕食には毎回感激です。
このお宿のお風呂も立派です。心地よい露店風呂で多忙な日頃をリセットしました。
朝 うっすらと陽が差し込んで目が覚めました。
貫前神社の祭事当日はいつも好天です。
関係者各位の日頃の行いが良い証です。
万端に準備された会場に到着。
武備舎の皆様、祭事開催ならびに会場の準備など本当にご苦労様です。
10時 貫前神社本殿にて修祓 安全祈願のお祓いを受けました。

岩井代表による開会挨拶 「毎年、遠くは広島県から全国規模で群馬県富岡市に著名な武術家が集合し深く鮮やかな技を奉納される旨」お話がありました。
そして 榎本富岡市長挨拶(代読) 祓いの儀 (無比流居合術勝武館木村代表) にて式典を終えました。

演武の開始
次第の一番 古式陣螺術(義仙会長塚と石原) 出陣の陣貝を吹きました。
続いては 戸田流兵法(古武術錬成 武備舎)のご演武。
六番目 日本伝空手道(大道館) 空手の少年少女の皆さん、
岩井先生がご指導され世界選手権にも出場している実力派の演武は圧巻でした。

十一番目 田宮流居合義仙会 二人立ち 一人立ち 組み居合 太刀態 七人による合同演武を納めさせて頂きました。
二十番 剣舞武者舞(義仙会 馬場 藤沢 後藤 林) 流儀の技を取り入れた華麗な舞は会場に鮮やかで凛とした華を咲かせました。

納めの儀(香取神道流 今枝代表) 熟練された見事な剣技をもって第八回貫前神社での各流古武術の演武を納めました。

今回、岩井代表の収集による名品名具の数々約150点が貫前神社の宝物館にて企画展「江戸捕物道具」として展示開催されていました。
珍しい武具に一つひとつ感心し時間の過ぎるのを忘れました。

夕刻は富岡市内の名店で美味しい料理とお酒の懇親会に参加させて頂きました。
素晴らしく充実した時を過ごさせて頂き、一同 心から感謝を申し上げ名残りを惜しみつつ富岡の地を離れました。
有難うございました。

記/長塚

2018年5月29日火曜日

5月24日 居合稽古


円滑で淀みのない動作していくと「円」にたどり着きます。
極小な円  小さな円  そして大きな円、円周の全てをなぞる訳ではありません。
それらの円周の僅かであったり  たくさんであったり。
自身の身体操作によって適確に使い分けると同時に、手の内を効かせて力の強弱をつける。
幾重にも重なる同時進行の身体操作。
……「納刀」を中心におこないました。
もう一つ   「サヤ離れ」切先が鯉口を1ミリでも離れた一瞬に自分の掌と切先を適切な円の外周に乗せて仕事を終える。
……「抜刀」を何度も繰り返しました。
切先に意識を集中させることが肝要です。
最後に  5/27  一の宮 貫前神社古武術演武奉納のリハーサル。
仕上がり  上々!

石原、藤沢、山野、佐藤、古山、林
記/長塚