上達の一つのパターンとして。
技は入門当初は「形」を覚えることから始まります。
3年ほどすると敵の姿が見えて「殺すか殺されるか」の中、向かっていく気勢が出て前に突っ込んでいきます。
5年ほど経つと「形」はすっかり覚えますから、「体現される表面的な動き」の部分を修正します。
突っ込みを修正するのもこの段階あたりとなります。
それと同時に、今度は堂々たる居合を振うぶるため「体現されない内面的な動き」を学び心の稽古が始まります。
「前に突っ込まずとも勝てる」という精神的な余裕を鍛錬し、
心中を落ち着かせ「序破急」「気剣体の一致」に磨きをかけていきます。
この段階から「居合」といえる技振りになってくるのでしょう。
時間がかかりますが地味に一歩一歩積み重ねるしか方法はありません。
稽古怠るなかれ!
所 石原 二村 馬場 藤沢 ロジャー ガブリエル アレックス
山野 フィリップ 北田
記/長塚