義仙会(GISENKAI / TAMIYARYU)

日本の古伝を学び、後世に伝えるとともに歴史探訪、イベントの開催と参加、BBQなど各種団体との交流を行い、人生を楽しく豊かに過ごしていきましょう。 入会希望者、見学者、老若男女問いません。 こちらまでご連絡ください。 <義仙会 石原> 連絡先 e-mail:katana_hinawa@i.softbank.jp

2025年10月28日火曜日

 〈令和7年10月23日 田宮流居合術
  下目黒住区レクホール〉
刀に手をかけたら直ぐに抜き出す。抜き出したら抜く動作を止めないこと。
上段などに構える際、斬り出す直前で左手を柄にかけ、両手が柄にかかったら直ぐ斬り下ろす。
◯稲妻
片手抜き打ち…柄で敵の肘辺りを心勢気勢で攻めつつ抜き出す。右手をかけたら序破急強弱にて敵の肘を斬り、上段への構えは「理」と「律」の通りにおこなう。
上段への構えの移行は顔の正中線を右柄手で遮ることなく富士山の稜線をなぞるように刀を手の内を充分に使って真っ直ぐ天に向けて最上段まで上げる。その後身体はその剣の下に入る。天中まで入ったら直ぐに斬り下ろす。真向斬りにおいては上半身を敵に向けて突っ込まないこと。踏み込んで斬る際は体中心に重心を置くこと。
斬り付け中は手の内を絞りしっかりと斬りしっかりと斬り納めること。





長塚 藤沢 佐藤 林 太田 大西
記 / 長塚

2025年10月20日月曜日

〈令和7年10月16日 田宮流居合術 下目黒住区レクホール〉

柄への手の掛け方(刀身の抜き出し)

先ず両腕を脇に垂らす
両肘を柄に触れる角度に曲げる
一の腕の骨にほぼ真っ直ぐに延びた手の甲と掌の角度を保持して右手掌の小指 薬指 親指と柄を巻くように掛ける 絶対に余分な動きはしないこと
親指と小指で柄を抜くに最少の力で柄を挟んで鞘方向に抜き出す
左手は栗形から鯉口の鞘峰をなぞる様に柔らかく掌を滑らせて最少の力で鐔を押して刀のハバキを押し抜く
決して柄を垂直に握り直さないこと



長塚、藤沢、佐藤、林、太田、大西、石原

記 長塚 

〈令和7年10月14日 森重流砲術 武器庫〉

改めて森重流砲術の来歴を輪読しました。
先代島津八代宗家から聞いた七代森重民造宗家の話を交えて話しました。数十年の時はあっという間に過ぎてしまいます。

9/28大阪エキスポでの集団演武を再度確認し、より精度の高い攻撃性とするため技と動きを稽古しました。
来る11/3明治神宮大会でおこなう力縄の技を古山砲士が一層円滑に行えるよう全員でサポートしましょう!

長塚、石原、林、佐藤、藤沢、古山

記 長塚


〈令和7年10月12日 華茶 武器庫〉

 茶古山茶頭 大西 長塚

古山茶頭にて水屋の準備 大西さんが健気な手助けで茶釜と茶道具の準備が完了 とても良い柔らかな雰囲気で稽古を終えました。



佐藤 太田まま

大木が入ってました。お花屋さんからの挑戦です。
佐藤殿の芸術的センスは今回の生け花にも佐藤アートが花咲いておりました。
太田ままは草月流を納めた生け花経験者。流派の理にかなった一投一投が花器に映えます。流石です。



茶稽古の脇に花器が並び和事の稽古が華やかになりました。


とても良い空間と時間心が和みます。

記 長塚

〈令和7年10月9日 田宮流居合術 下目黒住区レクホール〉

 「律」

無駄な動きはしない
動きを止めない、そのために動きの角を取る
構えたらスグに斬る
動きの中に静(静止)を作る
(静止)の中に動を作る
心勢 気勢 体勢 剣勢
序破急
一つひとつゆっくりと積み重ねて行きましょう!



長塚、藤沢、佐藤、林、太田、大西、石原

記 長塚


2025年10月19日日曜日

〈令和7年10月3日 田宮流居合術 下目黒住区レクホール〉

 

斬り下ろし
頭上天中の位置にしっかりと構える。
刀身を必ず構えた位置から斬り付け位置まで初速を与えて(骨法)
斬り付け、その後も澱むことなく一気に帯の下辺りまで刀身を走らせて斬り納める。
掌の肉部分が動く程度に掌を絞り込む。
切先は床との平行より少し上を向いて斬り納める。
以上を繰り返して考えずとも出来るようになるまて稽古をすること。


長塚、田中、藤沢、佐藤、林、太田、大西、石原

記 長塚

〈令和7年9月28日 森重流砲術 大阪EXPO演武道中記 フェスティバルステーション〉

 大阪EXPOにて「森重流砲術」の演武を披露しました。



所属する日本古武道振興会から約50流派の演武披露。

厳しい入場セキュリティチェックが実施され武具やキャリーケースは全て事前申請。飛行機か!事前申請をしていない武器になりえそうな長い物など持ち込めません。我が森重流砲術の出番は15:46

…ということで早朝に大阪城にお出かけました。  1時間30分ほど待たされて日本銃砲史学会の推薦する大阪城内の特別公開中の多聞櫓と火薬庫である焔焼櫓を見学しました。 笠木狭間から火縄銃を構えて高尚な城にしかない狭間の有効性の高さを確認。焔焼蔵では過去に84tの火薬が落雷で爆発した様を想像し火薬のエネルギーを再確認しました。


さて12:30の集合時間にバタバタと駆け付けてEXPO内のフェスティバルステーションに到着!



14:20各代表の集合写真撮影が終わり予定時刻を押して森重流砲術の出番。砲士入場し舞台上に整列。スポットライトが眩しく気持ち良い。

兼ねて錬磨した演武技の開始。

一同礼! 

カルカ台の形!

武者台放しの形!

 城下城上放しの形!

雁行箙の形一斉放し!

整列! 一同礼!                                                                                                                                                      流れる様な砲士の動きに有り難い賞賛を頂戴しました。

「演武は戦だと思え!」と先代八代島津(森重)兼治の檄が聞こえ砲士の身を震い立たせました。

大阪冬の陣夏の陣、大阪港から大阪城へ熾烈な戦が繰り広げられたこの地、大阪城も徳川の威信が随所に見られました。徳川将軍と関わりの深い森重流砲術は2025年巳年大阪EXPOの合戦を見事に戦い勝利を納めました。


各砲士誇らしげに足を踏みしめて会場を後にしました。

演武:長塚、石原、林、佐藤、藤沢                         サポート:太田

記 /長塚



2025年9月26日金曜日

令和7年9月25日 田宮流居合術 下目黒住区レクホール

 

「スー トン トン」… 

刀を振り出すための上段などの構え手首上体爪先などの構えが決まってから刀を振り出すだけではなく、身体のどんな状態からでも刀が降り出せなけれはがなりません。間髪待たずに斬りかかって来る敵にいつでも刀を振り出して対応しなければ殺されてしまいます。

動きを重複させて全ての部位の動きを止めてはならない。

そして、しっかりと脚などの土台を決めてすかさず敵の攻撃箇所に斬り込む!

「スー トン トン」… 

(スー=刀を振る トン=足の土台を決める  トン=即 敵に斬り付ける)

文字や文章では表現し切れません。現場の稽古で学びましょう!



長塚、藤沢、林、太田

 長塚

2025年9月20日土曜日

令和7年9月18日 田宮流居合術 下目黒住区レクホール

 9/28(日)の大阪EXPO森重流砲術出演(長塚石原林佐藤藤沢太田)に際し演出会社から発射音を入れたいとの要請があり、演武内容と号令のタイミングを知りたいとのこと。
本日は居合の稽古ではありますが稽古内容を変更し、森重流砲術の演武内容を組立て動画を撮影し公式演出会社に送信しました。






日頃から稽古を積んでいる砲士の皆さん、速攻で構成した演武を完成出来たのは日頃の稽古の賜物です。EXPO本番も素晴らしい砲術演武を世界に発信出来ること間違いなし!

長塚 石原 藤沢 佐藤 古山 林 太田
記 / 長塚 

令和7年9月15日 華道 目黒藩邸

 
華道…後白河法皇は華道に明け暮れて父親に怒られた…  
生け花は花店からの挑戦状!  
背の高い葉、あちこちに元気の良い枝葉、色とりどりの大小の花…
さぁ!どう生ける!







今日は残暑というには猛暑が続く中で季節は秋…ススキが入っておりました。


長塚 佐藤 太田壮 太田 大西
記 / 長塚

2025年9月10日水曜日

令和7年9月6日 大鳥神社奉納演武 目黒大鳥神社神楽殿

 大鳥神社の令和七年度例大祭に際して田宮流居合術と森重流砲術の古武術を御祭神に捧げました。



田宮流居合術においては広くない神楽殿において各剣士は空間を考えたアレンジをおこない刀技に冴えを与えました。武術においては応変は必須の心得です。

























森重流砲術は基本の七箇条による射法を納めました。


古伝による射法を観客の皆様が目にすることは稀なことです。砲術の形という希少な演武を奉納することが出来たことは我々にとって誉でした。




これまでの安全に感謝しこれからの安全をお願いして大鳥神社を去りました。

記 / 長塚