義仙会(GISENKAI / TAMIYARYU)

日本の古伝を学び、後世に伝えるとともに歴史探訪、イベントの開催と参加、BBQなど各種団体との交流を行い、人生を楽しく豊かに過ごしていきましょう。 入会希望者、見学者、老若男女問いません。 こちらまでご連絡ください。 <義仙会 石原> 連絡先 e-mail:katana_hinawa@i.softbank.jp

2025年8月31日日曜日

靖国神社古武術奉納演武会のお知らせ

  9月7日(日)に靖国神社で古武術奉納演武会が開催されます。

参加される団体、タイムスケジュールは下記の通りです。


靖国神社古武術奉納演武会奉納次第

序部

     能楽堂和室集合   9:00~ 9:30
     会場準備 着替   9:00~10:50
     全体・各流派集合写真撮影   
        10:50~11:30
  第一部 装束を着けて参集殿から本殿にて参拝
     控室前集合   11:30
     参集殿手水   11:40
     本殿拝礼   11:45~12:05
       食事時間 適宣にお取り願います
  第二部 古武術演武奉納
        開会挨拶(各代表登壇)   
        12:05~12:15
     武楽座   12:15~12:35
     田宮流   12:35~12:55
     柳生心眼流   12:55~13:15
     正木会   13:15~13:35
     気楽流戸田流   13:35~13:55
     天神明進流   13:55~14:15
  第三部 砲術演武奉納
     森重流砲術   14:35~15:15
  第四部 後始末の事
     撤収・能楽堂清掃   
       15:15~16:00
                  解散式   16:00

2025年8月30日土曜日

令和7年8月28日 田宮流居合術 下目黒住区レクホール

 「舞の如く」は舞ではないけれど舞のように円滑で軽やかで力強い動きを目指す。そこにはゴールはない。舞の如きに動ける武芸を求め生涯修行し続けのである。
本日は剣士が一人ずつ前に出て形を演武し他の剣士全員で拝見、そして各剣士にて評価…其々に異なる操体を見ることができました。
自分が出来ていなければ他の剣士の技を評価出来ない。それが居合である。剣技とは一に撃剣で間と勢いを学び、二に試し斬りで真剣の刃筋を学び、三に居合で細やかな操作操体を学ぶ。
居合は剣技において最後に学ぶ、それほど居合は高度で難しい。
居合はその流派の形を表面的におこなえば良いのではなく、仮想の敵を見切る、間を想像し律をもって操体し切る、手の内を駆使する、勢い(気勢•心勢•体勢)をもって動く、自分の動く場を席巻する…などをもって演武をおこなう。
完璧におこなえる人間などいない、よってゴールはない。何十年もその命が閉じるまで修行をし続けるしかないのである。
師範•指導者に遠慮することなく質問して疑問を一つひとつ解決し正しい居合を学びましょう。
段位を重ねるほど質問はたくさんあるもの。一つの形をおこない見てくださいと確認をお願いするのも良い質問である。自分は出来ていると思わないこと。質問をすることをためらわず己の疑問に素直に向き合う、自己形成もとても大切な修行です。


長塚 石原 藤沢 田中 佐藤 古山 林 太田
記 / 長塚

2025年8月23日土曜日

令和7年8月21日 田宮流居合術 下目黒住区レクホール

 靖国神社奉納演武(9/7)のリハーサル。
各剣士の選択した2本の技を稽古。
上段位の剣士ほど「緩急 遅速 強弱」
を取り入れて剣技をおこなわねばならない。そのためには手の内の使い方を駆使しなければならない。手の内は教えてもらうものではなく自己の研鑽で見つけ出すもの。
とはいえ、師範から教示を得たならば必死で身に付けて頂きたい。
全ての技においての手の内がある。手の内は宝物、手の内に気付いたらグングン上手くなる!





長塚 石原 藤沢 佐藤 古山 林 太田 大西
記 / 長塚

2025年8月14日木曜日

令和7年8月14日 田宮流居合術 下目黒住区レクホール

 手の内が使えていない剣士には手の内を使っている剣士の技を演武を見破るぶることは出来ない。
各剣技に手の内は多用される。
狭義の手の内は掌の使い方、広義の手の内は狭義の手の内と緩急遅速強弱と気勢心勢体勢、心と体の内。
これらの域に入ると居合がとても楽しくなります。
共に楽しく稽古に励みましょう!




長塚 石原 藤沢 田中 バクチ 佐藤 古山 林 
記 / 長塚

2025年8月13日水曜日

令和7年8月3日 華道茶道吟道 目黒藩邸

 茶道…古山茶頭により水屋の準備から茶道の稽古が始まりました。
アレックス士の手前がスムーズです。フランスで自主稽古を重ねてたとのこと。努力は実を結びます。
長塚は最近ヒザの調子がすぐれず小椅子に座っての稽古です。
茶人細川護煕さんも歳を重ねた人には無理をさせず立礼を取り入れています。
茶道も武道も心です。心中が穏やかで強くあれば素晴らしい。




吟道…久しぶりに大きな声で吟じました。林吟士は声の出し方が少し様になって来ました。
声を振ったり音程をいきなり上げたり下げたり…吟詠特有の流れを楽しく身に付けましょう。



長塚 バクチ 古山 林
記 / 長塚

2025年7月31日木曜日

令和7年7月31日 田宮流居合術 下目黒住区レクホール

 全員で手の内の稽古。
左手で柄を握りそして一瞬握りを緩め右指で柄の上辺を引っ掛けて回転させる。タイミングが一致すればいとも簡単に刀は回転する。
10回もトライすれば全員が出来るようになる。
手の内の動きは無限である。あらゆる技で己の思うところに手の内を効かせれば良い、特に真剣で勝つために欠かせない。
如何に無駄な力が取れているか…







長塚 藤沢 バクチ 佐藤 古山 林 太田 大西
記 / 長塚

令和7年7月28日 森重流砲術 下目黒レク

 2025/9/7靖国神社奉納演武の下浚いをおこないました。
攻撃技の円滑性や見た目を追求すると実際に攻撃する際にとても有効な技が組み上がります。
その分、少し複雑になりますが稽古がカバーしてくれます。
8/24長瀞射撃場でしっかりと稽古を積みましょう! 


長塚 石原 林 藤沢 バクチ 古山
記 / 長塚

令和7年7月24日 田宮流居合術 下目黒住区レクホール

 ボールを上に投げて斬る稽古…
動く敵に対しての序破急と間の取り方の良い稽古になります。
いずれ本物のリンゴを自分で投げて真っ二つ…目指しましょう!

長塚 石原 藤沢 バクチ 佐藤 林 太田 
記 / 長塚

2025年7月24日木曜日

令和7年7月17日 田宮流居合術 下目黒住区レクホール

 前半は石原指導員の指導のもとで各士が稽古。
後半は長塚にて指導。各士がそれぞれに稽古している技の質を上げる助言。
基本の素振り、納刀、居合腰は早く卒業して欲しい部分ではある。
斬り付けのタイミング、強弱、脱力、技の流れ…手の内…積み重ねてきた稽古があってその助言に初めて気付く。そして一つ上達する。
稽古を重ねて来なければ適切な助言があっても心と体に響かないであろう。






長塚 石原 藤沢 バクチ 古山 林 太田 大西
記 / 長塚

2025年7月13日日曜日

令和7年7月11日 田宮流居合術 下目黒住区レクホール

「逃げ身」と「松風」の稽古
先ずは教書黒本に従う。
「逃げ身の左の敵」…3歩目で水平斬り。
「松風の左の敵」…5歩目を半歩踏んで左足を1歩引いて水平斬り。
どちらも歩の進めは早めなので演武に入る前の心勢が大切である。
敵に気負い過ぎず硬くならず自然に斬る、鞘引き•鞘放れ•斬り付けは既に習いの如し  正確に行わねばならない。

記 / 長塚

2025年7月11日金曜日

令和7年7月6日 華茶斬り 目黒武器庫


(今月の花材:ディアボロ、グラジオラス、クリスマスローズ、エキナセア、ヨツバヒヨドリ)














最近の定番となりつつあるこの盛りだくさん稽古。
時間のある剣士は午前中から斬り稽古に励みます。
午後から組は適宜藁巻きを開始。
軽く昼食をとったら13時からは生花稽古です。
毎月お花屋さんから届く花材に皆わくわくしていますが、今月も難しいお題をいただきました!
「ディアボロ」火縄銃よりも長く佐藤士の身長ほどもあるこの花材をどう生かすか、思案のしどころです。
7月ということで花材も色鮮やかで随分夏らしいものとなりました。
毎月思うことですが、花器の違いはあれど花材は皆同じ、その中でまったく異なる結果となることに驚きと発見、学びがあります。生花楽しいですね。
今月も皆の悩みながらも楽しんだ結果が見事に表現された作品が並びました。

続いてお茶稽古。
フランスから一時帰国中のバクチ士は久しぶりの参加ですが基本はできていました。
どうやらフランスでも動画を見ながらやっていたそうです。さすが!ですね。
そして今回茶釜も揃えたいそうで先生と相談していました。

同時に斬り稽古も進めています。5月の大会に参加している剣士はさらに精度をあげるために何度も何度も同じ方向へ斬る稽古をお互いに見合いアドバイスしながら続けています。こういった地道な稽古がいずれ実を結ぶことは皆身をもって知っています。
バクチ士はこちらも久しぶりの参戦、斬り上げも斬れていました。素晴らしい!

長塚 バクチ 佐藤 林 太田
記 / 林

2025年7月9日水曜日

令和7年7月3日 田宮流居合術 下目黒住区レクホール

 本日は20:30から一時帰国したアレックス殿の歓迎会。
素振りの指導、正しく斬り付け正しく斬り裂きそのまま納めること。
虎乱之巻は激しい動きであっても体勢を崩さずに的確に操作動くこと。
20時に稽古を終えて歓迎会会場の「海幸」に向かいました。


長塚 石原 藤沢 田中 バクチ 佐藤 古山 林 太田 大西
記 / 長塚

2025年6月21日土曜日

令和7年6月19日 田宮流居合術 下目黒住区レクホール

 上段の構えから敵の頭部斬り付け真向斬り…構えから一直線が最短距離、斬り付ける直前がトップスピードとなり斬り付けた時には我の切先と我とが最遠距離にあること。腕の動きの流れに任せて腕の長さ分だけ斬り込んで刀身を床とぽぽ平行にして斬り納める。
上達のステップとして形の稽古を教書に記載の通りに忠実におこなう時期を卒業したら次の動きへつながる気配•目線•動きをもって次の動きの導入部分を研究しておこなうように努めること。
もっと上級であれば形の動きの途中で敵が斬りかかってきた状況を想像しどんなに形の動きの途中でも我の態勢を崩すことなく敵にいつでも切先を飛ばせるようになることが肝要である。
これらは教書に文字として表現しづらい奥義である。それらが出来て高段者となる。






長塚 石原 藤沢 林 太田 大西
 / 長塚

2025年5月31日土曜日

令和7年5月25日 日本古武道文化学会 群馬県富岡市貫前神社

 演武者6名は前日5/24土曜日17時に高崎駅へ集合、レンタカーにて富岡市入り。
前夜祭の会場である来灯(らいひ)に到着。「かんぱーい!」の発声のもと杯が干されて大盛り上がり、酒が無くなるほどの大宴会、明日はお互いに佳き演武が奉納出来るよう三三七拍子でお開きとなりました。





翌朝は雨もスッカリ上がり青空。







社殿にて参加者全員と古武術の安全を祈願して頂きました。


そしていよいよ演武会の開始。
祓いの儀の後、二十数流派が次第の順に演武を奉納。
義仙会は森重流砲術を演者5名太鼓役1名にて参戦。


神前拝礼 カルカ台 畳備え 沼撃ち 鶴翼備え 魚鱗備え 振り火縄 神前拝礼…  無事に佳き演武を奉納させて頂きました。













田宮流居合術は演者6名にて居合の形を2本ずつと二人立ちと組居合を奉納させて頂きました。















今年は3月の浅草大会からスタートし4回目の集団演武となります。隊列を作り陣を構え弾を放ち…日頃の修練が実った演武を奉納出来ました。
岩井会長、渋川先生ほか参加団体関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。





高崎駅でレンタカーを返却後は朝鮮飯店で焼き肉!
無事に演武を終えた安堵感もあり大いに盛り上がりました。




記 / 長塚