義仙会(GISENKAI / TAMIYARYU)

日本の古伝を学び、後世に伝えるとともに歴史探訪、イベントの開催と参加、BBQなど各種団体との交流を行い、人生を楽しく豊かに過ごしていきましょう。 入会希望者、見学者、老若男女問いません。 こちらまでご連絡ください。 <義仙会 石原> 連絡先 e-mail:katana_hinawa@i.softbank.jp

2020年4月4日土曜日

令和2年3月24日 砲術稽古

本日の砲術稽古は、森重流砲術森重民造伝島津派の島津宗家をお招きし、
直々に稽古をつけて頂きました。
まず、基本的な火縄銃の持ち方を個別に指導して頂きました。
その後演武の際の不発を防ぐため、火ばさみに火縄をつける動作を
徹底的に稽古しました。
火縄は「押しこむのではなく、引いて挟む」という事が大事です。
宗家自ら各人の火ばさみの調整をして頂き、「火縄の持ち方」
「指のかたち」「付けた火縄の長さ」を何度も繰り返し、
指先に憶え込ませました。
 次なる稽古は戦場銃陣法、演武の際に最も引き立つ団体演武の稽古です。
最初は一列になって順番に放つ、「釣瓶」という撃ち方。
何でもないような撃ち方ですが、実際やってみると全員が同じ間合いを
取ることは大変難しい事がわかります。
きれいに揃った時は、皆の顔がほころびます。
 最後の稽古は、円形になって回りながら放つ、「車掛かり」という打ち方です。
前後の間隔を一定に、動きながら、火薬装填、口薬装填、火縄を付けて
順番に放ちます。なかなか納得できるまでには至りませんが、
島津宗家のもと、本日は集中して稽古ができました。
演武本番が待ち遠しくなりました。

島津宗家、長塚、設楽、石原、二村、佐藤、林、藤沢
記/石原