義仙会(GISENKAI / TAMIYARYU)

日本の古伝を学び、後世に伝えるとともに歴史探訪、イベントの開催と参加、BBQなど各種団体との交流を行い、人生を楽しく豊かに過ごしていきましょう。 入会希望者、見学者、老若男女問いません。 こちらまでご連絡ください。 <義仙会 石原> 連絡先 e-mail:katana_hinawa@i.softbank.jp

2023年5月31日水曜日

令和5年5月21日  第46回全日本戸山流居合道連盟全国大会 町田旭体育館

5月21日、晴天のもとサン町田旭体育館に於いて全日本戸山流居合道連盟全国大会が開催されました。
第46回目となる本大会では日本各地はもとより、アメリカ、中国、香港などから集った戸山流、
抜刀道諸派の猛者達が技を競いあいます。
義仙会からも田中、佐藤、太田の三剣士が出場してまいりました。

まずは太田剣士が土壇の部で口火を切ります。大きく振りかぶった渾身の一刀は
積み重ねた二枚巻藁を深々と両断し二本目に喰い込みます!判定は1.1。
惜しくも二回戦進出は逃しましたが、普段なかなか稽古することが難しい種目にも
かかわらず大健闘しました。

時を同じくして小太刀の部も進行しています。
こちらは二名の選手がそれぞれ片手六段斬りで競うトーナメント戦です。
土壇斬りを終えた太田剣士は刀を脇差に持ち替えて急ぎ隣のコートへ。
息を整えながら相手選手を待ちますが欠場の報が入り不戦勝となりました。
続いて田中剣士の初戦です。右手で頭上に振り上げた脇差で順に六段を斬りすすめて勝利!二回戦へ勝ち上がりました。

昼休憩をはさんで午後の競技は撃剣の部からスタートです。
田中、太田の両剣士が襷掛けにヘッドガードを装着してそれぞれのコートへと入場します。
普段の稽古とは違い、シールドによって視界は極端に狭くなっています。
田中剣士の相手は香港からの刺客。
一瞬の隙をつかれ剣を持つ右手を巧みに狙い打たれて敗退となりました。
隣のコートの太田剣士は退き際の片手面打ちが決まり二回戦へと進出!次戦では大柄な相手に苦戦し、
小手を決められてしまいました。
あと一度の相打ちで両者失格になる焦りから無理な攻め方をしたと本人反省の弁です。

ここで大船まつりの出演を終えたばかりの長塚会長を始めとした義仙会士の皆様が応援に
駆けつけてくれました。
残るは試斬の部、個人戦と団体戦です。

ここまでジリジリと戦況を見つめていた佐藤剣士が満を持して出陣します。
一回戦五段斬り、刀を鞘におさめ判定を待ちます… 旗が上がって見事に勝利!
二回戦進出を果たしました。

大会最後の競技となる団体戦は三名が一組となり、相手チームと交互に二段ずつを斬る六段斬りで競われます。
義仙会チームは先攻、先鋒・太田剣士です。大きな構えから左右袈裟斬りを危なげなく成功させます。
後攻相手チーム先鋒の二段目はわずかに逸れて山残し。有利な状況となりました。
続く中堅・佐藤剣士が静かに立ち上がり巻藁にむかって歩を進めます。
三段目、こちらも良い角度で袈裟に斬り下ろし、返す刀で四段目を斬り上げた瞬間、
刀が巻藁に喰い込んで止まってしまいました。
普段の稽古ではめったにない失敗ですが、相手チーム中堅の出来次第ではまだ希望が残ります。
固唾を飲んで見守りましたが相手選手もこの好機を逃すことはなく、ここで決着がつきました。
三人目の大将・田中剣士が袈裟と水平を斬った後、最後に相手チーム大将が芯棒を斬る失敗をしましたが
判定は変わらず。審判員の先生から四段目の失敗で失格と説明をいただきました。
残念ながら目標には届きませんでしたが、段斬りは総合点以外に失敗をする順番もまた
重要な要素なのだと身をもって学べたことは大きな収穫でした。

結果としては各々が二回戦進出を果たし、大きな実りを得られた大会になったことと思います。
普段とは違う稽古、新たな目標や交流を持てたことなど、大変有意義な体験となりました。

最後に他流にまで広く門戸を広げ、大会参加の貴重な機会をいただきました籏谷会長、
全日本戸山流居合道連盟、誠斬会の皆様に厚く御礼申し上げます。誠に有り難うございました。


記 / 田中